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エッジAIモジュール

レイテンシ、消費電力、コストが分かっている、端末推論向けのドロップイン演算モジュール。

2026エッジAI · ハードウェア · 組込みLinux
エッジAIモジュール

プロジェクト概要

製品チームが自社の演算プラットフォームを作り直すことなく端末側の推論を追加できるよう設計した、SoMとキャリアボードです。モジュールにはレイテンシ、持続スループット、ピークメモリ、負荷時の熱挙動という実測値が付いてきます。

課題

どの顧客も、モデルはすでに決まり、電力バジェットもすでに約束された状態でやって来ます。その2つが噛み合うことは稀で、しかも不一致はアーキテクチャ検討ではなく統合の段階で発覚するのが常でした。

解決策

順序を逆にしました。まず候補となるシリコン上でワークロードをベンチマークし、そのうえでモジュールを仕様化します。量子化は固定の評価セットに対して実行し、変換の各段階に精度のゲートを置くため、劣化は現れた瞬間に見えます。

アーキテクチャ

01

ハードウェア

実測したワークロードに合わせてNPUを選定したSoMと、カメラ、オーディオ、Ethernet、PCIeを引き出すキャリアボード。

  • 同一フットプリントで2〜20 TOPSのNPUを選択可能
  • 15 Wまで特性を取得したアルミ削り出しのヒートスプレッダ
  • 量産統合を見据えたキャステレーション端面
  • キャリアボードはMIPI、I²S、GbE、PCIeを提供
02

AI

オペレータ対応表を伴う変換・実装パイプライン。非対応レイヤーは統合時ではなくベンチマーク時に表面化します。

  • チャネルごとのキャリブレーションを伴うINT8・INT4量子化
  • シリコン確定の前に作成するオペレータ対応表
  • ピーク負荷時のグラフ融合とメモリ上限のプロファイリング
  • 実機上での継続的なリグレッションベンチマーク
03

ソフトウェア

ベンダーのNPUランタイムを組み込んだLinux BSP、安定したローカルAPIの背後にある推論サービス、そしてファームウェアから独立したモデル更新チャネル。

  • ベンダーNPUランタイムを統合したLinux BSP
  • ローカル推論APIとインテグレータ向けSDK
  • ファームウェアのリリースと分離したモデル配信チャネル
  • 稼働状態、温度、性能のテレメトリ

成果

  • 構成ごとにレイテンシ、消費電力、メモリの数値を公開
  • ファームウェアをリリースせずにモデルを更新
  • 供給リスクに備え、第二のシリコン候補も継続的にベンチマーク
  • インテグレータは数か月ではなく数日で推論を動かせる

技術スタック

ハードウェア

SoM + CarrierLPDDR5PCIe

AI

ONNXTensorRTRKNNINT4 / INT8

組込み

Linux BSPNPU RuntimeModel Channel

クラウド

Model RegistryFleet Telemetry